放射線の監視を強化 測定値公表、健康被害の懸念なし

(2/2ページ)
2011/3/16付
保存
共有
印刷
その他

各地の放射線量は、放射線を出す放射性物質が風に乗って拡散したと考えられる。風速や風向によってたどり着く量は異なる。東京都市大学原子力研究所の松本哲男教授は「(測定値が)一時的に上昇しても、時間がたつと下がる」と話し、原発から一定量の放射性物質が常に出続けているわけではないとみている。

福島第1原発では15日に3号機そばで毎時400ミリシーベルト、16日には正門付近で最大で毎時10ミリシーベルトを東京電力が計測した。この時の放射線量の単位はミリシーベルトで、今回、各自治体で観測されたマイクロシーベルトの千倍にあたる。一般の人が浴びる放射線の限度量は自然の放射線や医療用X線などを除いて年1ミリシーベルト。東京で午後4~5時に計測された毎時0.054マイクロシーベルトを1年間浴び続けても0.473ミリシーベルトで、限度量を下回る。

文科省は1日2回をメドに最新の結果に更新する予定。ヤフーなどのホームページにも載せる。今後、放射線測定に無線操縦の無人ロボットも活用する予定。ロボットは幅80センチ、長さ150センチ、高さ150センチ、重さ600キログラム。障害物を乗り越えられ、1キロメートル離れた場所からガンマ線や中性子線を遠隔測定できる。

  • 前へ
  • 1
  • 2
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]