原発 手探りの廃炉 2度目の冬、3000人が汗
(ルポ迫真)
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福島県いわき市から北上する国道6号は毎朝、東京電力福島第1原子力発電所に向かう車やバスで何キロメートルも渋滞する。がれきの撤去、汚染水処理、補強工事――。尽きぬ仕事に約3000人が汗を流す。「冷温停止」宣言からもうすぐ1年。廃炉へ向けた歩を進められているのだろうか。
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10月中旬、報道陣への公開で原発の敷地内に事故後、初めて入った。バスで回ると、木が切り倒され青や白のタンクが並ぶ異様な光景...
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