2019年8月24日(土)

イプシロン、人工衛星分離に成功 「ひさき」と命名
惑星の大気観測

2013/9/14付
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新型ロケット「イプシロン」打ち上げ成功。搭載した惑星観測衛星を予定の軌道に乗せた(14日)

新型ロケット「イプシロン」打ち上げ成功。搭載した惑星観測衛星を予定の軌道に乗せた(14日)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日午後2時、新開発の小型ロケット「イプシロン」初号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げた。午後3時すぎ、搭載した衛星を予定の軌道に載せ、打ち上げは成功した。日本の新型ロケットの打ち上げは「H2A」以来12年ぶり。需要が拡大する小型衛星の商業打ち上げへ一歩前進した。

イプシロンは全長24メートルで重量91トンと、主力のH2Aの半分以下。固体燃料で飛び、1トン前後の小型衛星を打ち上げる。

予定は午後1時45分だったが、警戒区域に船舶が入る恐れが出たため直前に15分延期した。多くの見学者が見守る中を発射。61分後に惑星の大気を観測する衛星「SPRINT(スプリント)―A」を分離した。衛星は「ひさき」と名づけられ、正常に飛んでいる。

「イプシロン打ち上げ成功」と書かれた紙を掲げる人たち(14日午後、鹿児島県肝付町)

「イプシロン打ち上げ成功」と書かれた紙を掲げる人たち(14日午後、鹿児島県肝付町)

イプシロンは世界で初めて異常の有無を探す人工知能を組み込み、点検作業の一部を自動化。ロケットに指示を送る管制作業もパソコン2台でこなせる。さらに既存のロケット部品を転用、17年以降に30億円の打ち上げ費用を目指している。

開発に伴うトラブルで打ち上げを2回延期した。1回目は装置の一部に電気配線のミスが見つかり、2回目の8月27日は姿勢異常の誤検出で発射19秒前に中止した。JAXAは2週間かけて総点検し、問題点を修正して再挑戦にのぞんだ。

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