神戸薬科大、脳神経組み替え決める糖鎖を特定

2012/1/16付
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神戸薬科大学の北川裕之教授や宮田真路研究員は、脳の中で神経回路網作りに関わる物質を見つけた。生後間もない脳で、神経回路が柔軟に組み替わるのに欠かせないという。障害などで失われた中枢神経を回復する新薬開発などに役立つ。米科学誌ネイチャーニューロサイエンス(電子版)に16日掲載される。

この物質は糖鎖の一種「コンドロイチン硫酸」。遺伝子改変でこの糖鎖を大量に作らせて生まれたての脳を再現したマウスでは、成体になっても視力が回復した。通常は成熟すると糖鎖が網目状の構造を作り、視力は回復しない。発生初期にはこの構造が十分にできておらず、神経回路が組み替わりやすいという。

糖鎖が周囲に蓄積する神経細胞は統合失調症などとの関係が指摘されている。

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