2019年8月23日(金)

3号機への窒素注入13日にも開始 福島原発

2011/7/12付
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東京電力は12日、福島第1原子力発電所3号機に窒素注入用の配管を接続した。窒素の注入は原子炉格納容器の水素爆発を防ぐのが目的で、13日にも注入を始める。水漏れで停止していた高濃度汚染水の処理システムも12日午後、再稼働した。事故収束への工程表で17日までに「安定的に原子炉を冷やす」とした「ステップ1」の目標達成に大きく近づいた。

東電社員5人が午後1時半から約15分間、3号機の原子炉建屋内に入り窒素注入に使う配管をつないだ。被曝(ひばく)量は10ミリシーベルト以下を目指したが作業を指揮した1人が13.5ミリシーベルトを浴びた。

東電は窒素注入計画を経済産業省原子力安全・保安院に報告済みで保安院の了承が得られ次第、着手する。簡単な操作で注入できるという。1、2号機には既に注入しているが3号機は放射線量が高いため遅れていた。

一方、水漏れで止まっていた仏アレバの汚染水処理装置は午後5時ごろに再稼働した。配管の接続部が薬剤で腐食していたため部品を交換した。処理した汚染水を再び原子炉の冷却に使う「循環注水冷却」を続ける。

細野豪志原発事故担当相は12日の記者会見で「(17日を期限とする)ステップ1の大きな目標を達成する寸前まで来ている」との見方を示した。ただ「完璧ではない」とも述べ、循環注水冷却や窒素注入の経過を慎重に見守る考えを示した。

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