/

自然循環冷却で電源喪失に備え もんじゅ研究計画案

日本原子力研究開発機構は高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)を使った研究計画の具体的項目をまとめた。東京電力福島第1原発事故を踏まえたシビアアクシデント(過酷事故)対策技術などを新たに盛り込んだ。

もんじゅの技術分野ごとの研究計画案を文部科学省作業部会に示した。これを受け、部会が来年夏をめどに計画を作る。

もんじゅは空気冷却器を使って冷却材のナトリウムを自然循環させ、熱を取り除けるよう設計してある。過酷事故の技術研究では、全交流電源を失った際の性能を評価する。本格運転前に性能試験で2~3年かけて除熱のデータを取り、その後3年程度で評価手法を確立する。

地震・津波対策では、設備が壊れる確率や炉心損傷した後に格納容器が損なわれる過程などを計算する。性能試験後に事故防止や事故後の収束策を作る。

現行の原子力政策大綱はもんじゅの運転を10年程度以内としている。今回の計画案もほぼ同じ。国は「年限を区切った研究計画」を求めており、期間短縮圧力が強まりそうだ。

試運転再開についても機構は来年夏ごろに準備を始める方針だが、新たな安全基準への対応などで不透明感は強い。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン