金属錯体、結晶サイズ小さいと性質変化 京大など

2013/1/14付
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京都大学の北川進教授らはジャングルジムのような構造を持つ金属錯体と呼ぶ化合物で、結晶のサイズを小さくすると物質の性質が変化することを突き止めた。形状記憶合金のように使えるという。成果は米科学誌サイエンスに掲載された。

金は微粒子にすると赤色に変化する。「サイズ効果」と呼ぶ現象で、微小な穴が無数に開いた金属錯体では確認されていなかった。研究チームは銅などを利用し約1ナノ(ナノは10億分の1)メートル角の立方体が整然と並ぶ金属錯体を作製した。結晶の大きさを変え、いくつもの種類をそろえた。

実験で、結晶に気体のメタノールを吸着させた後に取り除いた。通常は気体を取り除くと結晶構造が元に戻るが、結晶が50ナノメートルと小さいと、除いても元に戻らなくなった。セ氏約200度の熱を加えると元の構造に戻り、形状記憶合金に似た性質が表れた。

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