体内時計の中枢、生きたマウス脳内で観察 早大

2012/5/14付
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 早稲田大の柴田重信教授らは行動や睡眠を制御する体内時計の中枢を生きたマウスの脳内で突き止めた。脳の親時計が全身にある細胞の子時計をつかさどっていた。体全体で体内時計の働きを観察したのは初めて。

 地球の生物は自転に合わせて約24時間のリズムを刻む。細胞ごとに昼や夜で働きが変わる時計遺伝子が臓器や組織の動きに影響する。時計遺伝子に従って抗がん剤の量を変え、副作用を減らす治療の試みもある。体の状態に合わせて抗がん剤の量を増やせば副作用がおきにくい。

 マウスの時計遺伝子にホタルの光る遺伝子を付け、遺伝子の働きをカメラで調べた。脳内の親時計を壊して約1カ月後に、肝臓や腎臓の子時計も弱々しくなった。「親時計が自律神経やホルモンを通じて臓器や組織の細胞の子時計を動かすのではないか」(柴田教授)とみている。

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