畑の温暖化ガス、微生物で半減

2012/11/13付
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農業環境技術研究所と東北大学は温暖化ガスでオゾン層破壊の原因にもなる「一酸化二窒素(N2O)」を微生物を使い減らす技術を世界で初めて開発した。N2Oを除去する能力が高いダイズの根粒菌を畑にまくと、収穫後に畑から発生するN2Oの量を半減できる。

ダイズの根には根粒菌が共生しており、空気中の窒素を植物の栄養源であるアンモニアなどに変えている。根粒菌にはN2Oを窒素に変える酵素を持つタイプがいる。

研究グループはこの酵素の働きを7~10倍高めた根粒菌を開発した。実験室内でダイズを栽培し、N2Oの削減効果があることを確認した。畑にまいたところ、収穫後のN2Oの発生量が従来より47%削減できた。

N2Oの温暖化作用は二酸化炭素(CO2)の約300倍。主な発生源は農地で、削減技術が求められていた。

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