ノーベル化学賞、米ハーバード大名誉教授ら3氏に

2013/10/9付
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【パリ=竹内康雄】スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2013年のノーベル化学賞を米ハーバード大のマーティン・カープラス名誉教授(83)、米スタンフォード大のマイケル・レビット教授(66)、米南カリフォルニア大のアーリー・ウォーシェル特別教授(72)の3氏に贈ると発表した。

授賞理由は「複雑な化学反応のコンピューターモデルの開発」。生体内で起こる様々な生命現象をコンピューター上で再現することに道を開いた。たんぱく質と化学物質の反応を計算して薬が効く仕組みを調べ、新薬開発の研究に貢献した。

同アカデミーが発表した資料は、研究成果の発展に京都大の諸熊奎治シニアリサーチフェローも重要な役割を果たしたと説明している。

カープラス氏は物質の中の電子の振る舞いから化学反応を計算で表す研究で成果を上げた。この研究は物理実験装置などに応用されている。ウォーシェル氏とレビット氏は研究を発展させ、たんぱく質やDNAといった生体内の大きな物質の反応を正確にシミュレーション(模擬実験)する手法を考案した。

授賞式は12月10日にスウェーデンのストックホルムで開く。賞金800万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)は3氏で分ける。

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