2019年1月24日(木)

小保方氏「STAP作製、200回以上成功」 正当性強調

2014/4/9付
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STAP論文の研究不正問題を巡り、小保方氏が初めて記者会見に臨んだ(9日、大阪市)

STAP論文の研究不正問題を巡り、小保方氏が初めて記者会見に臨んだ(9日、大阪市)

新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に不正があったとされた問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが9日午後、大阪市内で記者会見を開いた。小保方氏は「論文の提示法について不勉強で自己流にやってしまったのは申し訳ございませんとしか言いようがない」と謝罪した。その一方で「STAP細胞は200回以上作製に成功している。論文は現象論を示しており、最適条件を示したわけではない」と、これまでの研究成果の正当性を強調した。

小保方氏は会見で、理研の調査委員会が「実験ノートが3年間で2冊しかない」としたことに対しても反論した。「実際はそんなことはない。もっと存在する。調査委から求められてその場で提出したのが2冊だったということ」と話した。

「STAP細胞は200回以上作製に成功している」。小保方氏が記者会見で述べた(9日、大阪市)

「STAP細胞は200回以上作製に成功している」。小保方氏が記者会見で述べた(9日、大阪市)

論文作成時に論文の画像データを実験の元データからではなく部内で説明するためのパワーポイントから引用したことについて小保方氏は、「何度も何度もパワーポイント内で更新していたので、そこに載っていたデータを安心しきって使ってしまった。元データを使っていればよかった」と述べた。

ただ、今回の問題が科学界で疑念を持たれることにつながったのではないかと問われたの対しては「結果自体が変わるものではない。結果自体が正しく提示されているので問題はないと考えていた」と語った。

「STAP細胞が誰かの役に立つまで研究続けたい」。小保方氏は涙ながら語った(9日、大阪市)

「STAP細胞が誰かの役に立つまで研究続けたい」。小保方氏は涙ながら語った(9日、大阪市)

理研や共著者らから求められている論文の撤回について「論文の撤回は国際的にはその結論が完全な間違いだと発表することであり、結論が正しい以上、正しい行為ではない」と強調。撤回しない考えを示した。

今後のSTAP細胞の作製実験などの研究について小保方氏は「もし自分に研究者としての今後があるなら、STAP細胞が誰かの役に立つ技術まで発展させるという思いを貫き、どこにでも行ってできるだけの協力をしたい」と言葉を詰まらせながら話した。

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