「反日」よりPM2.5対策 中韓、環境相会合で協調姿勢
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北九州市で5、6日に開いた日中韓3カ国の環境相会合では、微小粒子状物質(PM2.5)など越境大気汚染問題の改善に向け、新たに「政策対話」の場を設けることなどで合意した。中韓両国との政治的緊張が高まるなか、開催すら危ぶまれたが、PM2.5対策という共通の課題が各国の協力態勢構築を後押しした格好だ。会合の舞台裏を追った。
共同声明は過去にない充実度
「これだけの成果が得られた会合は過去にそうないはずだ」。会合が終わった直後、環境...
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