2018年10月22日(月)

性能世界一の電波望遠鏡、今秋から観測開始 
チリの「アルマ」 銀河の謎探る

2011/8/7付
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国立天文台が参加する日米欧などの国際プロジェクトで南米チリに建設を進めていた電波望遠鏡「アルマ」が今秋から観測を始める。このほどアンテナが16台完成し、観測の準備が整った。電波望遠鏡としては世界一の性能を持ち、銀河や惑星が誕生した謎の解明につながる成果が期待される。

チリで設置が完了した電波望遠鏡「アルマ」の16台のアンテナ(国立天文台提供)

チリで設置が完了した電波望遠鏡「アルマ」の16台のアンテナ(国立天文台提供)

完成したアンテナは直径7~12メートル。標高5000メートルで降雨の少ないアタカマ砂漠にあり大気の影響が小さく、アンテナ16台でもハワイにある世界最高精度のサブミリ波望遠鏡に比べて10倍以上の感度がある。

今秋から始める観測では基本的な性能を確認し、2013年に本格的な観測に乗り出す。アンテナは66台まで増やす計画で、完成後の感度は16台に比べて4倍になり、大阪にある一円玉を東京から見分けられるほどの高い解像度になる。

アルマはこれまで観測できなかった銀河や惑星が生まれる様子や、できたばかりの初期宇宙の状態をとらえられると期待される。地球生命のもとになる物質が宇宙に存在しているかどうかを探る研究も計画する。

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