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福島第1原発、工程表に影響も 放射性キセノン検出

「冷温停止」達成危うく

東京電力福島第1原子力発電所2号機の原子炉内の気体から、核分裂が起きていることを示す放射性キセノンが見つかり、一時的に臨界が起きていた可能性も出てきた。東電は原因を慎重に見極める方針。2号機では格納容器にたまった放射性物質を除去する装置の運転を10月28日から始めたばかりだった。

仮に核分裂反応や臨界が起きていたとすれば、政府・東電が年内を目標とする工程表の第2段階(ステップ2)終了にも影響を与える可能性がある。東電は原子炉が安定した冷温停止状態に近づいているとみていたが、核分裂反応が起きているようでは安定した状態とはいえないからだ。

炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機のうち、2号機は温度が下がるのが最も遅れた。注水量を増やし、燃料の上からシャワーのように注水する方法も取り入れることで、9月28日にようやくセ氏100度を下回った。

冷温停止は再び核分裂反応が起きない安定した状態にすることが目標。核分裂反応の制御ができなければ、温度は100度以下になっても安定状態とは呼べない。政府は原子炉の状態が安定したとして9月30日に半径20~30キロ圏の緊急時避難準備区域を解除したが、今後の原子炉の状態によっては避難解除の是非にも影響を及ぼすかもしれない。

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