2019年7月21日(日)

TVとSNSの融合 つぶやき量、人気の指標に (徳力基彦)

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2012/9/5 7:00
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徳力基彦アジャイルメディア・ネットワーク社長

徳力基彦アジャイルメディア・ネットワーク社長

「ソーシャルテレビ・アワード2012」というイベントが7月に実施された。私自身も審査員として参加したこのアワードは、番組制作にソーシャルメディアを戦略的に活用し、成果を上げたテレビ番組を表彰する企画だ。第1回目となった今回のアワードでは、大賞にTBSのドラマ「SPEC~翔~」が選ばれたほか、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」や日本テレビの「ZIP!」、NHKの「NEWS WEB 24」などが各賞に輝いた。

いわゆる「ネットとテレビの融合」というキーワードは、2005年ごろ、ライブドア騒動で話題になった。当時はまだまだ未来の話という印象が強く、具体的な事例は少なかった。

《ポイント》
(1)テレビとソーシャルメディアの融合が加速し始めている。
(2)ソーシャルビューイングは視聴率に影響する可能性もある。
(3)逆に視聴率とは異なる影響力指標が見つかる可能性もある。

あれから7年。ツイッターやフェイスブックのようなソーシャルメディアの普及もあり、テレビとネットの組み合わせを巡る状況は大きく変化を始めている。例えば、今回のアワードで受賞した「SPEC~翔~」や「NEWS WEB 24」では、視聴者が番組を視聴しながらツイッターで感想を投稿する「ソーシャルビューイング」を推奨。投稿内容をデータ放送の画面や番組の画面に表示するという手法をとっている。

オリンピックにおいてもサッカーの日本代表の試合中のツイッター投稿数が大きく伸びていたように、現在では多くの人がソーシャルビューイングを視聴手段の一つとして楽しみ始めている。番組側が積極的にソーシャルビューイングを推奨し、より多くの視聴者がソーシャルメディアに感想を投稿してくれるようになれば、その投稿を見た視聴者の友達が番組に興味を持つかもしれない。ライブで見ることの価値が増す可能性もあるわけだ。実際、米国では、ソーシャルビューイングが視聴率向上に貢献しているという調査結果もある。

一方で、「ワールドビジネスサテライト」では番組のフェイスブックページを運用し、番組の放送時間以外での視聴者との双方向のコミュニケーションに挑戦している。

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