2019年2月18日(月)

「かっぱ」「元気」回転ずし2社、14年度にも統合
業務提携を発表

2013/11/29付
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回転ずし2位のカッパ・クリエイトホールディングス(HD)と5位の元気寿司は29日、経営統合を前提に業務提携すると発表した。早ければ2014年度にも統合する。統合後の売上高は単純合算で約1187億円となり、首位のあきんどスシロー(1113億円)を抜き最大手となる。

回転ずし業界は原材料価格の上昇や出店競争で市場環境が厳しくなっている

回転ずし業界は原材料価格の上昇や出店競争で市場環境が厳しくなっている

統合に先立つ業務提携の内容は(1)店舗運営ノウハウの相互活用(2)商品購入業務の効率化(3)物流業務の効率化(4)店舗開発業務の効率化(5)国内及び海外での事業に関する共同展開。統合形態や統合後の店舗配置、名称など詳細は今後詰める。

両社の筆頭株主であるコメ卸最大手、神明(神戸市)の藤尾益雄社長(48)が29日付でカッパHDの社長に就任し、統合作業を主導する。徳山桂一氏(51)は会長を退任して取締役相談役に。社長の池端伸穂氏(51)は退任する。また元気寿司の法師人尚史社長(45)が社長執行役員に就く。

カッパHDは「かっぱ寿司」の店名で業界最多の約390店を展開する。1皿88円など過度な低価格戦略で業績が悪化。14年2月期は2期連続で連結最終赤字となる見通し。元気寿司は「魚べい」や「元気寿司」などを東日本を中心に約140店を運営し、不採算店の閉鎖を一巡させた。

魚やコメなど原材料価格の高騰が両社の経営を圧迫している。両社は店舗やメニューの共同開発や物流・仕入れの共通化を進め、コストを削減する必要に迫られている。

神明はコメの販売拡大などを狙い、相次いで両社の株式を取得。現在、カッパHDの発行済み株式の約26%、元気寿司の約28%を持つ筆頭株主となった。経営環境が厳しくなる中、経営統合が最適と判断。購買力を高めることでより良質な材料を使った商品を手ごろな価格で提供する。

調査会社の富士経済によると、12年度の回転ずし市場は4760億円で牛丼の3660億円を上回るが、全国の店舗数は4000店弱で飽和に近づいている。そうした中で外食最大手のゼンショーホールディングスが「はま寿司」の出店を急拡大しており、競争は激化している。

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