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第2のブックオフはどこだ(日経MJ10月29日付から)

消費者の節約志向を背景に成長する中古品のリユース市場。本格的なチェーン店経営を業界にもたらしたブックオフコーポレーションの後を追い、本や衣料などの分野で第2勢力が業容拡大を急いでいる。同社さながらに買い取りを単純化したり、伝統的な目利きの要素をとり入れたりと運営手法は各社各様。ブックオフも新業態の展開で進化を図る。リユース業界絵巻は事業モデルを競う個性派の「群雄割拠」という第2幕を迎えた。

10月20日水曜日、午前9時50分。盛岡市にあるリユース衣料品店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ 津志田店」の前に突如行列ができ、約40台分の駐車場があっという間に満車になった。

同店は毎週水曜日ごとに陳列品を値下げする。狙った商品を安く手に入れようと午前10時の開店を目指して客が殺到したのだ。盛岡市在住の女性(37)はほぼ毎週水曜日に来店する。「午後になると良い品がなくなる」と急いで買い込んだ。

運営するドンドンアップ(盛岡市)の岡本昭史社長は「古着に対する価値観は一人ひとり違う」と話す。店員が目利きして相対で決めた価格にすべての客が満足することはない、との考えだ。

ゆえにドンドンダウンは値付けから店員の「主観」を省いた。商品には「すいか」「なす」など野菜にちなんだタグが付く。店内の値段表を見ればその品の"時価"が一目でわかる。最初の値付けは相場より1~2段階高い。客は高いと感じても今買うか、値下がりを待つか自ら判断する。

そんな独自の価格戦略が受け、2005年に始めたこの業態の店舗網は11年3月末に前年同月末時点の約2倍の80店に急拡大する見通しだ。

消費者から中古品を調達するリユース店は原価が低いものの、買い取りのコストと手間がかかる。同社の約500平方メートルの店だと水曜日や週末は店員8人のうち半分が買い取りに携わる。品数が膨大な衣料品を扱いながら業容を拡大するには、その手間をいかに省くかが課題となる。

(全文は29日付日経MJに掲載します)

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