2018年11月19日(月)

福袋が映す2014年は 復活する高額品・前倒し販売…

2013/12/28 13:27
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小売り各社が2014年正月の福袋を充実させる。中身を高額品にするほか、販売数量も増やす。今回の年末年始は最大9連休で旅行に出かける人が多いため、集客の目玉づくりに力を入れる。来年4月の消費税率引き上げ前に本格化する駆け込み需要を取り込む狙いもある。

福袋の中身が展示された婦人服売り場(27日、東京都豊島区の西武池袋本店)

福袋の中身が展示された婦人服売り場(27日、東京都豊島区の西武池袋本店)

高島屋大阪店は5種類の福袋を18日に前倒しで発売した。例年は1月2日だが「9連休で旅行に出かける前に買い物をしてもらう」(同社)。ペルシャじゅうたんの玄関マット(3万円)は5点限定で販売し、3点追加したが完売した。

大手百貨店で唯一、全店で元日営業するそごう・西武は、福袋の数を60万個以上と13年の正月より1割強増やす。イオンもショッピングセンターなどで売る福袋を25%多い約500万個用意した。目玉は「森伊蔵」など人気の焼酎の一升瓶100本セット(20万円)。

14年は高めの福袋が目立つ。大丸松坂屋百貨店はダイヤの指輪と食事券など100万円のセットを100個限定で用意。松坂屋上野店(東京・台東)では金の仏具などのセットを1億円で売り出す。

家電量販店のビックカメラは201万4千円を福袋を投入。84型の「4Kテレビ」や大型冷蔵庫など260万円相当のセット、250万円相当のデジタル一眼レフカメラや超高倍率の望遠レンズのセットなど4種類を用意した。13年の最高額はノートパソコンが入った4万9800円だった。「最近は高価格の家電製品が売れており、高額の福袋を復活させた」と説明する。

スーパーのイズミヤは同社としてこれまでで最も高い3万9800円の福袋を発売する。中身は米婦人服ブランド「ケイト・スペード」の雑貨など7万5千円相当だ。

話題性重視の福袋もある。プランタン銀座(東京・中央)と阪急メンズ東京(東京・千代田)は婚活パーティー付きの福袋を投入。パーティーへの参加権とデートなどで着る衣料をセットにした。価格は2万1000円で、男性向けは阪急メンズ、女性向けはプランタンで1月2日に売り出す。それぞれ30個限定だ。

3Dプリンターで作るフィギュアを福袋にしたのは三越日本橋本店(東京・中央)。10分の1サイズで、家族の写真集も付く。フィギュア5体で60万円だ。西武池袋本店(東京・豊島)はプロ野球・西武ライオンズのお気に入りの選手と購入者本人のフィギュアを1点限りで2014円で販売する。

消費税率引き上げ前の駆け込み消費は「1月から本格化する」(大手百貨店)。需要を取り込むため、輸入車販売大手のヤナセが13年より3日早い1月4日に営業を始めるなど、小売り各社は取り組みを強める。

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