2019年9月17日(火)

ゾゾタウン「WEAR」の衝撃 着る楽しさ再発見 (村山らむね)

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2013/11/29 7:00
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このアプリが畏怖されているのは、あらゆる店舗空間がゾゾタウンのショールーム化してしまうのではないかという店舗側の不安からだろう。では店舗はどうWEARと共存できるのだろうか。

村山らむね氏
慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、消費者目線のマーケティング支援のスタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やeコマース関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会など各種委員を歴任。ブログ「らむね的通販生活」(http://www.lamune.com)は18年目に突入した。働くママの目線での「ワーキングマザースタイル」(http://www.wmstyle.jp)を主宰。趣味はフラやヨガ、ホームパーティー。ファイナンシャルプランナーとしても家計相談を受け付けている。

村山らむね氏
慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、消費者目線のマーケティング支援のスタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やeコマース関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会など各種委員を歴任。ブログ「らむね的通販生活」(http://www.lamune.com)は18年目に突入した。働くママの目線での「ワーキングマザースタイル」(http://www.wmstyle.jp)を主宰。趣味はフラやヨガ、ホームパーティー。ファイナンシャルプランナーとしても家計相談を受け付けている。

何より店舗スタッフの一層の接客力と発信力を高めることだ。最近は店舗ごとのTwitterやブログ、LINE@などのソーシャルメディアを使った情報発信が始まっている。高校生の私の娘が好きな店舗には、頻繁に情報発信する憧れのスタッフがいるらしく、店に入るとそわそわしながら彼女を探している。来店する前にすでに身近な存在になっているのだ。そんなスタッフの発信基地としてもWEARは機能する。

業界としてもWEARとタッグを組み、このコミュニケーションプラットフォームを通じて共感を増幅させることで、アパレル産業のパイ自体を大きくしていく視点も必要だろう。着ることを多くの人に見てもらい、その楽しさを存分に実感してもらう。それをWEARで実現していくのである。

WEARには現在、スタイリングを投稿する一般ユーザーへのインセンティブは設定されていない。今後は流通に寄与したスタイリストにはポイント還元やアフィリエイトなどの仕組みを作っても面白い。そうすれば今まで以上にプロのスタイリストたちが参戦するだろう。またモデルの登竜門になる可能性もある。

商品を生み出すブランド、商品体験を提供する店舗、スタイリングという商品情報を提供するユーザー、共感プラットフォームのWEAR、物流プラットフォームでもあるゾゾタウン。これらがゆるやかなスクラムを組むことにより、着ることの楽しさを実感させる本質的なアプリケーションに育つ気がする。単なるO2O(オンライン・ツー・オフライン)アプリと捉えるだけではもったいない。

[日経MJ2013年11月29日付]

 「ECの波頭」は最新のEC事情を、専門家が読み解きます。執筆は、D4DR社長の藤元健太郎氏、通販コンサルタントの村山らむね氏、デジタルハリウッド大学教授の三淵啓自氏、アジャイルメディア・ネットワーク社長の徳力基彦氏が持ち回りで担当します。
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