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シンガポール飲料買収戦、キリンのパートナー撤退

インドネシア系大手不動産オーバーシーズ・ユニオン・エンタープライズ(OUE)は21日、シンガポール飲料・不動産大手フレイザー・アンド・ニーブ(F&N)の買収戦からの撤退を決めた。株式公開買い付け(TOB)価格がつり上がったため。OUEと共同でF&N買収を目指したキリンホールディングスは、保有するF&N株を売却する公算が大きくなった。

F&Nを巡っては、同社筆頭株主(出資比率40%)のタイ飲料大手タイ・ビバレッジが昨年9月にTOBを表明。OUEは昨年11月、買収後にF&Nの飲料部門を譲渡する条件でF&Nに15%出資するキリンと組み対抗TOBを提案した。

タイ・ビバは先週末にF&N株1株に対するTOB価格を8.88シンガポールドルから9.55シンガポールドルに引き上げた。OUEは従来の9.08シンガポールドルからの上乗せを断念し、タイ・ビバによるTOBが成立する可能性が高まった。

これに伴い、キリンの東南アジア戦略は見直しを迫られる。2010年の出資時に比べるとF&Nの株価は約5割上昇しており、売却すれば数百億円の利益が発生する見通しだ。

(シンガポール=佐藤大和)

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