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「王将」率いデフレ下で急成長 死亡の大東社長
後任に渡辺常務

2013/12/19付
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王将フード社長に就任した渡辺直人氏=共同

王将フード社長に就任した渡辺直人氏=共同

中華料理チェーン「餃子の王将」を運営する王将フードサービスは19日、大東隆行社長(72)が殺害されたことに伴い、渡辺直人常務(58)が同日付で社長に就任したと発表した。大阪市内で記者会見した鈴木和久専務(68)は「短期間の業績への影響はあるかもしれない。力を合わせて発展させていく」と述べた。

渡辺氏は営業畑一筋で、東日本の直営店を統括する第4営業部長を兼務。王将フードが出店拡大を目指す関東や北海道など東日本地域で実績を上げてきた。

渡辺氏は会見には出席しなかったが、19日の臨時取締役会で「全力をあげて業務にまい進する」と答えたという。

殺害された大東氏は1957年に専門学校を中退し、自営業を経て69年に「王将」(現在の王将フードサービス)に入った。2000年の社長就任後は約470億円の有利子負債を抱えるなど経営が不振だった同社を立て直し、デフレ下で急成長させた。

業態を中華料理チェーンに絞り込み、店舗運営ではセントラルキッチンでの食材加工を減らして、店内調理を重視する体制に転換した。

メニューの開発などで店長の裁量を広く認めながら店舗網を拡大。低価格路線が受けて、11年3月期には最高益を記録した。近年はブームの反動などで既存店の売上高は伸び悩んでおり、材料費や人件費の上昇で利益面でも苦戦していた。

渡辺 直人氏(わたなべ・なおと)79年(昭54年)桃山学院大経済卒、王将チェーン(現王将フードサービス)入社。04年取締役、08年常務。大阪府出身

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