マレーシアで「スーパードライ」月内発売 アサヒ
アサヒビールは16日、世界4位のカールスバーグ(デンマーク)と提携、マレーシアで「スーパードライ」を発売すると正式に発表した。カールスバーグの現地法人の販売ルートを活用、家庭向けに大瓶(640ミリリットル)と小瓶(330ミリリットル)、缶(330ミリリットル)の3品目を月内に発売する。価格帯は9~12リンギ(約270~360円)と現地商品に比べてやや高めに設定、プレミアムビールとして需要を掘り起こす。
アサヒは今年1月、カールスバーグと提携、香港で「スーパードライ」の発売を開始している。同社は2012年までに海外での「スーパードライ」の販売数量を09年実績の2倍の1000万ケース(1ケースは大瓶20本換算)に引き上げる計画で、マレーシアに本格進出、販売量の底上げを目指す。
同時に子会社のアサヒ飲料が台湾で茶系飲料「十六茶」の生産・販売を開始することも正式に発表した。台湾の総合商社グループと提携、アサヒ飲料としては初めて自社ブランドを7月中に生産、販売を始める。
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