コメリ、デジタルチラシで通販急伸 全国1100店と連動
(戦略O2O)

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2013/7/21 7:00
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ホームセンターのコメリがインターネット通販での売上高を急拡大している。けん引役は通販サイトと連動する「デジタルチラシ」だ。顧客が注文しやすい仕掛けで、売上高は約140億円(2013年3月期)と、業界では群を抜く。小型店を多店舗展開する出店戦略と、膨大な品目を扱えるネットの特性を効果的に補完しあう。

ネットの品ぞろえは13万点

デジタルチラシは商品をクリックすると注文サイトに移る

デジタルチラシは商品をクリックすると注文サイトに移る

通販サイト「コメリ・ドットコム」と連動の「デジタルチラシ」で、昨秋から全国展開した。端末の画面上に表示されたチラシの商品をクリックすると、注文サイトに移りスムーズに購入できる。電話注文も受け付けている。商品は自宅に配送するほか、全国のコメリ店舗でも受け取れる。原則1万円以上購入すれば送料は無料。全体の25%が店頭受け取りという。

ネットの品ぞろえは工具・建材、農業資材、園芸用品をはじめ、家具・インテリア、文具、ペット用品など13万点。同社の大型ホームセンター「パワー」が扱う8万品目を大きく上回り、メーカーや卸など仕入れ先800社の商品を網羅する。ホームセンターが強みを持つ農業用品や工具、建材、重たくてかさばる商品が売れている。

果物やリフォームにもデジタルチラシがある。生活周りのサポーター「住急番」もネットで受け付ける。高圧洗浄機の使い方や自転車のパンク修理の方法を動画で紹介する「コメリTV」も購入を促す有力な手段となっている。2年前の開始時は、サイト訪問者が1~2割伸びたという。

コメリは小型ホームセンター「ハード&グリーン」を中心に1100店を展開している。最大手DCMホールディングスの倍近くあり、業界では圧倒的に多い。ネット通販の注文は、店舗の商品の発注と同じシステムで処理しており、近隣の店舗へも輸送の共通化でコストを下げている。店頭で受け取った場合は送料を無料にすることで、来店を促すとともに宅配コストを削減した。

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