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輸送網寸断、物流に打撃 商品遅配や燃料不足も

巨大地震で貨物船が座礁、製油所も停止

産業界は生産だけでなく物流も大きな打撃を受けている。各地で貨物船や物流基地が被害を受けて輸送網が混乱。関東など幅広い地域で様々な商品の配送・宅配に遅れが目立ち、企業活動全般に影響が広がってきた。

日本郵船は12日、相馬港(福島県)と原町港(同県)で荷役中だった発電用石炭を輸送するばら積み船2隻が座礁したと発表した。少なくとも1隻は燃料油の一部が漏れている。小名浜港(同県)でも岸壁に1隻が激突し、沖合に停止。川崎汽船の鉄鉱石運搬船1隻も鹿島港内で座礁した。

楽天やヤフーなどインターネット通販大手は東北など被災地域の加盟店が扱う商品について「配送が大幅に遅れる」と告知している。配送業者が被災地域で集荷ができないためだ。アマゾンジャパン(東京・渋谷)は12日、最短で当日に届けるサービスを西日本以外は中止したと発表した。

都内の家電量販店に同日、壊れた家電製品を買い直す消費者が多数訪れた。ある量販店の販売員は購入者に「メーカーの物流基地が被害を受け、いつ届けられるのかわからない」と答えている。

ガソリンなど石油製品は、JX日鉱日石エネルギーの仙台製油所などが操業停止に追い込まれた。他の製油所などが代替して12日から東北向けに出荷を始めたものの、商品が不足する給油所も出ている。

都内の一部給油所はすでにガソリンが売り切れて休業。「東北への供給が優先されている」(江東区の店舗)。ある燃料商社によると「高速道路の通行止めや渋滞で、タンクローリーの輸送が混乱している」という。

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