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ビール系飲料出荷、8月2.8%減 天候不順で苦戦

ビール大手5社が11日発表した8月のビール系飲料の課税済み出荷量は前年同月比2.8%減の4096万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。前年実績比のマイナスは2カ月ぶり。8月単月の数量としては過去最低となった。記録的な猛暑が目立つ一方、ゲリラ豪雨が頻発するなど天候が不安定だったため、主力のビールが家庭用、業務用ともに振るわなかった。

出荷量はビールが6.0%減の2070万ケース。家庭用は8.4%減、業務用も3.1%減の落ち込みとなった。第三のビールは3.2%増、発泡酒は5.2%減。構成比はビール50.5%、第三のビール36.1%など。

メーカー別の販売量はビール、第三のビールともに好調だったサントリー酒類がプラス。サッポロビールも前年を上回った。シェア上位のアサヒビール、キリンビールは前年割れだった。

ビール業界では一般的に猛暑で需要は伸びるとされている。気象庁によると、今夏は7月5日~8月25日に全国927の観測点の1カ所以上で気温35度以上の「猛暑日」を記録。8月12日には高知県四万十市で国内史上最高の41.0度を観測した。ただ、「気温が高くなりすぎると、飲みやすい清涼飲料やチューハイに需要が流れる」(ビール大手)こともあり、酷暑の日はこうした傾向が出たとみられる。

気象情報会社の調査によると、局地的に大雨が降るゲリラ豪雨が8月は全国で昨年の2倍以上発生。中旬以降に気温が低下したことなどもビール系飲料の売れ行きに影響した。8月のビールの売れ行きが前年同月比3%以上落ち込んだという首都圏地盤の食品スーパーでは「1人当たりの購入量が減った」という。

ビール大手5社の1~8月累計出荷量は前年同期比0.5%減。最需要期の8月にマイナスとなったことで各社は今後、秋冬の販売テコ入れに力を入れる考えだ。

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