日本でもブレークの兆し、顔出し動画ブログの威力 (徳力基彦)

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2014/1/24 7:00
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「こいつ誰やねん」。スカルプDのテレビCMでおなじみの宮迫博之氏がタブレットの画面を見ながら驚く、スカルプDの新CMが正月早々インターネットでちょっとした話題になった。

《ポイント》
(1)日本では個人の動画による情報発信は米国に比べ遅れていた。
(2)スマホの動画機能の向上などで、個人の動画活用が広がり始めている。
(3)個人の動画配信が企業マーケティングにどんな影響を与えるか注目。

スマホの機能が向上し、個人の動画発信が広がる

スマホの機能が向上し、個人の動画発信が広がる

宮迫氏の視線の先にいるのは、ヒカキンTVなどYouTubeのチャンネル運営で知られるYouTuberのヒカキン氏。YouTuberとは文字通りYouTubeに動画をアップしている新しい映像クリエーターたちのこと。文字のブログのように動画を日々アップしていることから、ビデオブロガーやVloggerと呼ばれることもある、個人で動画メディアを活用する人々だ。

ヒカキン氏は動画の総アクセス数が4億回以上、チャンネル登録者が合計で230万人以上いる日本を代表するYouTuber。そんなヒカキン氏がついにスカルプDの新CMで初のテレビCMデビューを果たしたわけだ。

日本はブログ大国と言われたり、ツイッターの様々な世界記録を日本ユーザーが塗り替えたり、ブログやツイッターのような個人の文字による情報発信は非常に盛んだ。一方で海外に比べて明らかに少ないのが個人の動画による情報発信である。

もちろんYouTubeやニコニコ動画に代表される動画共有サイトの人気は日本でも非常に高い。個人が撮影した動画が評判を呼ぶケースはあったが、その多くは初音ミクのようなアニメやペットの動画が中心で、撮影者自らが顔出しをして番組とされるものは少なかった。

その理由としては、日本人はネット上での顔出しに抵抗感がある人が多かったり、欧米で動画配信の際によく使われるウェブカメラが日本では普及していなかったり、初期の動画共有サイトが違法にアップロードされたテレビ番組の閲覧場所として認識されていたりしていたことなどがあげられていた。それがスマートフォン(スマホ)の動画撮影機能が向上し、回線速度が上がり、若い世代を中心に顔出しへの抵抗感も少なくなった。日本でも個人が動画で情報発信する動きが着実に広がってきたようだ。

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