サントリー、100万円の「山崎50年」発売 150本限定

サントリー酒類は9日、1本(700ミリリットル)の希望小売価格(税別)が100万円のシングルモルトウイスキー「山崎50年」を12月13日に発売すると発表した。150本の数量限定。同社の山崎蒸留所(大阪府島本町)で50年以上熟成させた原酒を使い、繊細な香りと味わいを出したのが特徴だ。
一般の百貨店や酒販店で販売する予定で、9日から注文の受け付けを始めた。日本産の木材「ミズナラ」を使ったたるで長期間熟成させることで、独特の香りと濃厚な味を生み出した。アルコール度数は57%で、通常40%台のウイスキーよりも高い。
サントリーは2005年と07年にも100万円の「山崎50年」を数量限定で販売しており、今回は4年ぶりとなる。
ここ数年の「ハイボール」人気でウイスキーの愛飲者が増えるなか、同社は一段の市場拡大に向けて「ウイスキーの本格的な価値を伝えることに力を入れる時期」(土田雅人スピリッツ事業部長)とみている。