2019年8月25日(日)

リアルを動かし始めたネット 10年後の情報社会は (三淵啓自)

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2014/1/17 7:00
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2014年は情報空間と現実社会の融合が本格化する年となりそうだ。幸い日本経済も上向き始めており、イノベーションの波が社会の変革を加速するだろう。特にデジタル、インターネット、ソーシャル、バーチャルの分野で情報化がどう進むのかは興味深い。

《ポイント》
(1)2014年は情報空間と現実社会の融合が本格化するだろう。
(2)デジタル、ネット、ソーシャル、バーチャルで情報化の進展に注目。
(3)10年後には時間や空間を超えてコンテンツを再現できる時代が来る。

まずデジタル分野では文字、画像、動画のデジタル化で、劣化のないコピーが無限にできて容易に加工できるようになった。さらにインターネットにより、デジタル情報は瞬時に世界中に伝搬する。半面、こうしたデジタルとインターネットによる革命はメディア産業(出版本、音楽CD、映像DVD)の存在を脅かしている。

現状は法的、技術的にコピーを制限したり、ライセンス管理したりして、デジタル技術がもつ本来の恩恵を制限している。今後求められるのは、クラウドとブロードバンド技術による、新しいデジタルコンテンツ消費市場だ。

一方、デジタル情報の再生には必ず端末を使う。現在、一般消費者用のモバイル端末やタブレット端末にはグーグルのAndroid系、アップルのiOS系、マイクロソフトのWindows系がある。今後は端末の製造販売といったビジネスモデルよりも、アプリ(ゲームなどのコンテンツやソフト)流通市場と、アプリ開発支援が中心となる。

電子書籍ではアマゾンのKindleが自社端末でなくても読むことができるため市場を席巻している。KADOKAWAやインプレスのように電子出版を推進する動きも出始めており、書籍の世界でも物販から情報へと事業構造が変化し始めている。

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