フェイスブック、日本戦略本格始動 スマホで刺さる広告を

(2/3ページ)
2013/10/9 7:00
保存
共有
印刷
その他

■ブラッド・スモールウッド氏(Brad Smallwood)
1992年スタンフォード大学卒。複数のベンチャー企業を経てヤフーに入社。ディスプレー広告に携わる。2008年フェイスブック入社、広告の効果測定分析や最適化を担当。カリフォルニア州出身。45歳

■ブラッド・スモールウッド氏(Brad Smallwood)
1992年スタンフォード大学卒。複数のベンチャー企業を経てヤフーに入社。ディスプレー広告に携わる。2008年フェイスブック入社、広告の効果測定分析や最適化を担当。カリフォルニア州出身。45歳

「効果比較できる指標作る」

――課題は。

岩下氏「ネット利用の拡大にネット広告が追いついていない。理由は3つ。1つは(広告主側の)習慣。新しいことを始めるのは難しい。2つ目は企業の組織構造の問題だ。特に日本ではフェイスブックはソーシャル担当部署がやっていたりして、全社レベルでのマーケティング予算配分の蚊帳の外に置かれがちだ」

「3点目、最大の理由は効果測定(の難しさ)が挙げられる。まずはデジタルメディア同士の横比較ができる指標が必要だ。月間利用者や登録会員数など、同じ定義で比べられる指標作りに取り組んでいきたい。従来のマスメディアとも比較できる指標も必要だ」

――クライアント企業の会員データベースとフェイスブック利用者のデータを照合、最適な広告を表示する「カスタムオーディエンス」も普及し始めた。

スモールウッド氏「どの会社も顧客に関し深いデータを蓄積している。その情報を活用し、具体的にターゲティングできる」

「たとえば、1年以上休眠している会員には購買を促す広告を、活発に購入している人には別の広告を、と分けて情報発信が可能だ。1つの広告で『皆さん、どうぞ』と発信するより、パワフルにメッセージを伝えられる」

――日本では無料チャットアプリ「LINE」の利用者が4千万人を超えた一方、フェイスブックなどに対し「ソーシャル疲れ」も言われる。

岩下氏「利用者数は順調に伸びている。今年6月末で月間利用者は2100万人、昨年3月の倍だ。またモバイル利用が多いので、これからスマホが普及すればさらにフェイスブックの利用者も増えるだろう。NTTドコモのiPhone販売参入は、大きなチャンスだ」

  • 前へ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]