2019年9月22日(日)

スマホ片手にTVドラマ 感動共有「欲しい→注文」 (村山らむね)

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2014/2/7 7:00
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村山らむね氏
慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、消費者目線のマーケティング支援のスタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やeコマース関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会など各種委員を歴任。ブログ「らむね的通販生活」(http://www.lamune.com)は18年目に突入した。働くママの目線での「ワーキングマザースタイル」(http://www.wmstyle.jp)を主宰。趣味はフラやヨガ、ホームパーティー。ファイナンシャルプランナーとしても家計相談を受け付けている。

村山らむね氏
慶応大学法学部卒。東芝、ネットマーケティングベンチャーを経て、消費者目線のマーケティング支援のスタイルビズ設立。企業のソーシャルメディア運営やeコマース関連のアドバイザーを務める。経済産業省消費経済審議会など各種委員を歴任。ブログ「らむね的通販生活」(http://www.lamune.com)は18年目に突入した。働くママの目線での「ワーキングマザースタイル」(http://www.wmstyle.jp)を主宰。趣味はフラやヨガ、ホームパーティー。ファイナンシャルプランナーとしても家計相談を受け付けている。

欧米でも同様の傾向がある。例えばABCの「スキャンダル」は内容の面白さはもちろん、主人公を演じるケリー・ワシントンさんのファッションがSNSで語られることが多い。小柄な黒人女優が上品なスーツを着こなしており、ドラマの筋を追いながら、スマホで何のブランドかや買える店舗を調べる。「今、主人公が着用しているものが買いたい」という思いを、口コミがかなえる。

すべて通販で買えるものをドラマの登場人物たちに着せたインフォマーシャルドラマも、日米で放映されたことがある。2012年にターゲットがウェブで公開した「Falling for You」などだが、続かない。ファッションを売るのが目的のドラマはコンテンツとしての輝きを失う。逆にコンテンツとして最適化されたドラマの中での衣装だからこそ、商品のもつストーリーが購買意欲をかき立てるのだ。

アメリカではドラマやアワードの場でセレブたちが着用した服をいち早く伝えるサイト「WhoWhatWear.com」や雑誌とウェブで発信する「PeopleStyleWatch」が人気だが、日本でも面白いサイトが出てきた。テレビで見た「あのアイテム」が見つかる「コレカウ.jp」だ。テレビで見た、気になるアイテムをリクエストすると、専属のスタイリストが見つけてくれる。視聴者やメーカー担当者からも情報が寄せられるので、早く正確な情報を得やすい。

カカクコムや楽天が「テレビで紹介された商品」のコーナーを展開しているが、ファッションは調査力が必要で、個人のブログが情報発信する程度だ。このサイトが人気を呼べば「ほしい!」から「あるよ!買えるよ!」までがかなり短縮されるだろう。

テレビ視聴にスマホが加わり、最も大きく変化したのが「ほしい」と思ってからのリアルタイムの万能感と探検感覚だ。テレビにインスパイアされた「ちょっと手間をかけて探す感じ」が、買い物には心地よいのかもしれない。

[日経MJ2014年2月7日付]

 「ECの波頭」は最新のEC事情を、専門家が読み解きます。執筆は、D4DR社長の藤元健太郎氏、通販コンサルタントの村山らむね氏、デジタルハリウッド大学教授の三淵啓自氏、アジャイルメディア・ネットワーク社長の徳力基彦氏が持ち回りで担当します。
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