2019年5月21日(火)

スマホ片手にTVドラマ 感動共有「欲しい→注文」 (村山らむね)

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2014/2/7 7:00
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スマートフォン(スマホ)の普及で、テレビショッピングが変わり始めた。団塊世代の在宅時間が延びる中で、従来のシニア向けテレビショッピングも伸びるだろう。しかし今後注目されるのは、若年層を中心とした、テレビに啓発された消費行動の行方だ。

(1)スマートフォンの普及がテレビショッピングの姿を変え始めた。
(2)テレビドラマに魅力があるからこそ、ドラマ商品の購入につながる。
(3)テレビ視聴にスマホが加わることで、ほしいものを時差なく得られる。

ドラマ視聴とショッピングの関係が深まっている(東京・新宿)

ドラマ視聴とショッピングの関係が深まっている(東京・新宿)

毎年、多くの女性が詰めかける伊勢丹新宿本店(東京・新宿)の「サロン・デュ・ショコラ」。今年初日は開店前から例年以上に若い女性らが並んでいたそうだ。フジテレビの「失恋ショコラティエ」とのコラボショコラが発売されるとあって、ドラマに主演の松本潤さんのファンが整理券を求めて殺到したのだ。筆者も初日に娘に頼まれて出かけたが、売り切れだった。

サロン・デュ・ショコラは大阪、京都、名古屋を回ったが、ますます入手が困難な状況がTwitterで報告された。高校生の娘は、月曜午後9時のドラマが始まると、スマホによるTwitterやLINEで「松潤かっこいい!!」「このショコラおいしそう!」などと書き込みながらドラマを見ている。ドラマ視聴は友人との共有イベントなのだ。

ドラマの原作を再現した商品を「松潤のショコラ」と思えれば、このコラボは非常に魅力的。筆者が「買えなかった」と報告すると、娘だけでなく周りの人もがっかりしたそうだ。体験を共有するドラマ視聴とショッピング。ドラマに魅力があるからこそ成り立つのだろう。ヒロイン役の石原さとみさんのコートやブーツを「かわいい!これどこの?」と、ファッション情報のやり取りも活発だ。スマホを片手にしたドラマ視聴は、感動の共有、商品の調査、買い物へと忙しく移る。

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