2019年8月21日(水)

ソーシャル五輪 新たな観戦の可能性開く (徳力基彦)

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2012/8/8 7:00
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徳力基彦アジャイルメディア・ネットワーク社長

徳力基彦アジャイルメディア・ネットワーク社長

多くの話題を呼んでいるロンドンオリンピックもいよいよあと数日で閉幕する。今回の注目点は、なんと言っても、フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアが普及後に初めて開かれたオリンピックということだ。

オンライン中継が話題になっているのはもちろん、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けの公式アプリも公開されている。フェイスブックやツイッターに投稿しつつ観戦するソーシャルビューイングを楽しんでいる人も多いはずだ。オリンピックのスポンサー企業も様々なソーシャル的な要素を組み合わせたキャンペーンに挑戦している。話題には事欠かないが、今回のコラムはあえて選手によるソーシャルメディア活用にフォーカスする。

《ポイント》
(1)ロンドン五輪は初の本格的な「ソーシャルメディア五輪」。
(2)選手による情報発信が推奨されたのは特に画期的だ。
(3)トラブルも出ているが、新しい観戦の可能性が見えてくるはず。

ロンドンオリンピックでは、国際オリンピック委員会(IOC)が、選手たちに積極的にツイッターでの情報発信を促している。もちろん、これまでも多くの国際大会で、選手によるソーシャルメディアを通じた情報発信はなされてきたが、IOCが推奨している点は非常に画期的なことといえる。今回、IOCは参加選手たちのソーシャルメディアの活用状況をまとめたサイトまで準備するほどの力の入れようだ。

筆者が所属するアジャイルメディア・ネットワークはこのほど、日本人スポーツ選手のソーシャルメディア活用度の調査結果を発表した。293人の日本人オリンピアンのうち、ツイッターやブログなど情報発信型のソーシャルメディアを活用している選手は125人と全体の43%にも上ることが確認できている。

例えば、なでしこジャパンは選手18人中、11人が何らかのソーシャルメディアを活用している。男子代表のスペイン戦でゴールを決めた大津選手は、スペイン戦の前日と当日に自らの思いや喜びをブログにつづった。競泳の入江選手はメダルの写真をツイッターに投稿、多くの反響やお祝いのコメントが集まっている。

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