カルフールのマレーシア事業買収発表 イオン、総額約260億円
イオンは1日午前、仏カルフールのマレーシア現地法人の全株式を約151億円で取得したと正式発表した。負債などを含む買収総額は約260億円に上るとみられる。イオンの同国内の店舗数は55店と倍増し、売上高は小売業で2位に浮上。2020年度までに100店とし首位を狙う。
10月31日付で取得し、社長にイオンのアセアン事業最高経営責任者の尾山長久執行役が就いた。社名はイオンビッグマレーシアに変更予定。低価格販売を強みとする既存の大型スーパー「ハイパーマーケット」26店はそのまま営業し、従業員約3200人の雇用も維持する。
カルフールのノウハウを吸収し、14年度に進出を目指すベトナムなど東南アジア各国で低所得者向けスーパーの出店も検討する。
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