JCOMの1~6月、純利益10%減 「地デジ化」が響く

2012/7/24 23:19
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ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(JCOM)が24日発表した2012年1~6月期連結決算(米国会計基準)は純利益が前年同期比10%減の184億円だった。昨年7月の地上デジタル放送への移行でアナログ電波障害関連の収益が減ったうえ、ユーザーあたりの月間収入が落ち込んだ。ケーブルテレビ会社などの買収を進めたが、補えなかった。

売上高は1%増の1865億円。KDDIとの連携でケーブルテレビや高速インターネット接続などの加入世帯が増え、利用料収入は2%増の1560億円だった。

営業利益は14%減の342億円だった。前年同期には、アナログ放送の電波障害がある世帯にケーブルテレビを送信する事業があった。12年1~6月期は地デジへの移行に伴いアナログ電波障害関連の収益がなくなり、前年同期に比べ約50億円の減益要因となった。

地デジの普及で、ケーブルテレビなど有料多チャンネル放送の競争も激化。番組を絞った低料金コースは伸びており、12年6月末の加入世帯あたりの月間収入(ARPU)は7377円と1年前に比べ4%減った。期中に横浜ケーブルビジョンなどを買収し、収益拡大を図ったものの、現時点ではまだ効果を上げるには至っていないようだ。

取引時間中の業績発表を受けてJCOM株は一時、前日比2%安まで売られた。

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