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サントリー食品公募価格、想定18%下回る

1株3100円、「割高」との声多く

サントリー食品インターナショナル(サントリBF)の上場に伴う公募・売り出し価格は1株3100円と、当初想定価格の3800円を18%下回った。5月下旬以降の株式相場の下落が逆風となったほか「国内のビール会社や海外飲料会社に比べて割高だという投資家の声が多かった」(大手証券)のが理由だ。

同社の2013年12月期の連結純利益は350億円となる見通し。3800円を前提としたPER(株価収益率)は約34倍と、キリンホールディングスの約17倍やアサヒグループホールディングスの約18倍を大きく上回る。

2社がビールなど酒類が中心なのに対し、サントリBFは清涼飲料が主力で酒類は手掛けていない。国内には比較できる企業がないとして、米コカ・コーラやペプシコなど海外の飲料大手を比較対象として投資家に提示してきた。

欧米企業と前提条件をそろえるため、のれん償却前純利益に基づくPERが20倍である点を強調。コカ・コーラの約19倍、ペプシコの約18倍と同レベルだとして価格の妥当性を主張していた。しかし収益規模があまりに違うため「会社の希望価格が前提となった強引な理屈」(国内機関投資家)との声も出ていた。

サントリBFや、保有株の一部を売り出すサントリーホールディングスにとっては、公募・売り出し価格が下がれば調達額が減る。このため主幹事証券と会社はぎりぎりの交渉を続けたもようだが、最終的には仮条件(3000~3800円)の下限近くになった。

ただ、3100円でもPERは27倍と依然ライバルに比べて高い。上場で調達した資金を生かし、高い成長率を投資家に示せるかが問われそうだ。

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