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フィデリティ投信野尻氏「少額投資非課税、英で普及」(R&Iセミナー)

格付投資情報センター(R&I)と日本経済新聞社が10日共催した日本版ISA(少額投資非課税制度)に関するセミナーで、フィデリティ投信のフィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史所長が講演し、「英国では若い人や低所得者層の資産形成にもうまく使われている」などと話した。

「ISA先進国イギリスからの教訓」について講演するフィデリティ退職・投資教育研究所の野尻哲史所長(10日、東京・大手町)

日本版ISAは2014年に導入される予定で、個人投資家が株式や株式投資信託を新規に買った場合、そこから得られる配当や売却益を最長10年間、非課税にする。年間最大100万円、3年間で最大300万円の投資が対象だ。

英国でのISAの導入状況に詳しい野尻氏は、英国での現状について説明した。主な発言は以下の通り。

「9月にロンドンへ行き、関係者に話を聞いた。現地では『アイサ』と呼ばれ、若い人の資産形成にうまく使われている。投資を始める人のための第1歩となっている」

「若者の自助努力への支援という意味でも、うまく日本版ISAを使っていただけるように、支援していければと思っている」

「英国のISAでは、どんな金融商品でも入れ替え自由で、金額の枠内であればインカムゲイン(配当や利息収入)、キャピタルゲイン(売却益)ともに非課税となる。英国には株式型と預金型の2種類のISAがあり、株式型は18歳以上、預金型は16歳以上の人が開設できる」

「1999年にスタートした英国のISAの資産規模は3850億ポンド(約50兆円)で、個人金融資産の9%を占める。株式型と預金型はちょうど半々。株式型ISAのうち1078億ポンド(14兆円)が投資信託で、英国の投信全体の2割弱に相当する」

「口座を開設している人数は2300万人。これは16歳以上人口の45%に相当する。年収で2万ポンド以下の人が、口座開設者の58%にあたり、所得が低い人にも活用されている」

「日本でも、若い人たちを取り込んでいけるような制度にしてもらえればと思う。若い人にも訴求できるニックネームをつけてはどうか。個人的には投資家への『愛』という意味も込めて、アイサと呼びたい」

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