「パズドラ」効果、営業益75倍の186億円に ガンホー
13年1~3月

2013/5/9付
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ガンホー・オンライン・エンターテイメントが9日発表した2013年1~3月期の連結営業利益は前年同期比75倍の186億円になった。スマートフォン(スマホ)向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の利用者が急拡大しているため。4月も勢いは続いており、2013年12月期通期も前期比で大幅な増収増益が見込まれる。

13年1~3月期の売上高は9倍の309億円。月次売上高(速報値)は1月の85億円、2月の100億円に次いで3月も増加。4月も120億円と高水準を維持している。

業績拡大の主役はパズドラだ。スマホ上でパズルを動かしてキャラクターを育成するゲームで、累計ダウンロード数は4月末に1300万件を超えた。ゲームを続けるのに必要な1個85円の「魔法石」と呼ぶアイテムの課金収入が増えている。 事業分野別ではモバイル向けゲームは売上高で95%、営業利益でほぼすべてを占める。特にパズドラの収益性は高く、1~3月期の売上高営業利益率は6割に達した。

同社はゲーム市場の環境変化が激しいとして、13年12月期の決算予想は開示していないが、森下一喜社長は会見で「スマホ普及が進んでおりユーザーの拡大は見込まれる」と増収増益基調の見通しを示した。収益依存度が高いパズドラの利用者の裾野を広げるために4月末にファン感謝祭を開催、6月には未成年者向けに課金上限を設けるなど「保護者も安心してもらえるようにする」という。

同社の株価は昨年末から10倍に上昇、時価総額は1兆円に達している。いちよし経済研究所の納博司主席研究員は「利益が株式市場の評価に追いついてきた」という。ただ過熱感を指摘する声もあり、株高はパズドラ人気の持続力次第といえそうだ。

同日、6月末に1株を10株に分割すると発表した。最低投資単位を9万円程度に引き下げて投資家が購入しやすくする。

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