スクエニHD、初の営業赤字 4~6月11億円
ソーシャルゲーム開発費が重荷

2012/8/7付
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スクウェア・エニックス・ホールディングスが7日発表した2012年4~6月期連結決算は、営業損益が11億円の赤字(前年同期は21億円の黒字)だった。03年にスクエニHDとなって以来、4~6月期の営業赤字は初めて。公開前のソーシャルゲームの開発費用が重荷となった。

「ドラゴンクエストモンスターズ」が好調だった

売上高は2%増の249億円。家庭用ゲームソフト「ドラゴンクエストモンスターズ」やソーシャルゲーム「ファイナルファンタジー ブリゲイド」が好調だった。

営業赤字となった背景には、売上高に占めるソーシャルゲームの割合が高まっていることがある。ソーシャルゲームは公開前でも、開発費が発生した時点でコストとして計上する。発売と同時に開発費を一括計上する家庭用ゲームソフトと違い、コストが売上高に先行して表れる。

夏以降に公開するソーシャルゲームの開発費が4~6月に費用計上され、原価は前年同期比16%増加。その結果、売上高総利益率は7ポイント悪化し40%となった。販管費をこなせず営業赤字となった。最終損益は20億円の赤字(前年同期は6億9000万円の黒字)だった。

13年3月期通期の営業利益は前期比40%増の150億円とする従来予想を据え置いた。順次公開するソーシャルゲームが売上高に寄与するほか、大型の家庭用ゲームタイトル「スリーピングドッグス」などを夏以降に投入する予定で「業績は計画線上で推移している」(松田洋祐取締役)という。

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