社外取締役、質重視に 株主総会で人選に厳しい目
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3月期企業の株主総会で、外部から招く社外取締役の選任案を巡り、株主の目が厳しくなっている。取引先の出身者や取締役会への出席率が低い候補者に対し、反対票を投じるケースが目立った。外部の視点で経営を判断する社外取締役の存在は日本企業でも広がってきた。コーポレートガバナンス(企業統治)強化への仕組み自体は整備が進むなかで、株主は社外取締役の質を重視し始めている。
凸版印刷の野間省伸氏への反対率は3割を...
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