2019年3月19日(火)

7月の鉱工業生産、1.2%低下 市場予想は1.7%のプラス

2012/8/31付
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経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整値)は91.5と、前月比1.2%低下した。マイナスは2カ月ぶり。中国などアジアで生産される携帯電話向けの電子部品などが落ち込んだ。8~9月の予測もエコカー補助金の終了を控えて自動車の生産が減る見通し。経産省は基調判断を「横ばい傾向」と前月から据え置いた。

エコノミストの予想は1.7%のプラスだった。6月の生産指数が確報段階で上方改定された影響もあるが、「海外経済の減速に伴う輸出向け出荷の鈍化や在庫の積み上がりなど下振れリスクが高まっている」(大和総研)との声が出ている。

生産指数は全16業種のうち12業種で低下した。電子部品・デバイスは6.5%低下。半導体集積回路などアジア向けの携帯電話部品が減った。7月は先月時点で生産増を計画していたが、「予想外の減少」(経産省)で在庫も積み上がっている。一般機械も6月に発電設備用の蒸気タービン部品が増えた反動が出て3.6%低下した。

鉱工業全体の出荷指数は3.6%低下と3カ月連続のマイナス。7月は輸送機械が北米向けの自動車輸出の減少などで8.3%減った。在庫を出荷で割った在庫率も7月は初めて東日本大震災の直後を上回り、09年6月以来の水準となった。

同日発表された製造工業生産予測調査は8月の生産が前月比0.1%プラス、9月が3.3%マイナス。自動車など輸送機械は9月に13%減と大幅に落ち込む見通しだ。エコカー補助金が9月中にも終了して自動車の販売が減ることを警戒し、生産を調整する。

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