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振興銀譲渡、イオン銀に19億円で 預保機構、260億円を支援

預金保険機構は30日、昨年9月に破綻した日本振興銀行をイオングループのイオン銀行に19億8千万円で譲渡すると発表した。振興銀の資産や預金を一時的に引き継いでいる受け皿機関の株式を年末に譲渡する。預保機構は譲渡前に貸出資産の8割超に相当する約260億円の貸倒引当金を計上しており、イオン銀への事実上の公的支援となる。

イオン銀が株式を譲り受ける第二日本承継銀行の実質的な資産・負債の規模は約1700億円。このうち貸出資産は300億円。融資先の倒産などに備えて、すでに約260億円の貸倒引当金を積んでいる。承継銀は振興銀の健全な資産を引き継いでいた。

預保機構が貸出資産の8割超も貸倒引当金を計上したのは、振興銀の融資先の経営状態が承継銀への移管後に大幅に悪化したと判断したためだ。同日記者会見した預保機構の田辺昌徳理事長は「資産内容がそれだけ悪かった」とし、多額の貸倒引当金の計上は適切な会計処理と強調した。

イオン銀はこれとは別に、振興銀に残る100億円(簿価)の不良資産を5億円で購入する。

イオン銀の片岡正二社長は買収について「本業の個人向け金融業務の成長を加速させる補完的な事業と位置付けて収益構造を多様化する」と述べた。2年以内に今回買収する承継銀とイオン銀を合併する考えを示した。イオン銀は買収をテコにテナント企業など中小企業向け金融を積極的に推し進める方針だ。

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