2017年11月21日(火)

円、対ユーロで一時100円突破 10年半ぶり高値

2011/12/31付
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 【ロンドン=上杉素直】30日のロンドン外国為替市場で円高・ユーロ安が進み、ユーロ相場は午後4時(日本時間31日午前1時)ごろに1ユーロ=99円85銭を付けた。1ユーロ=100円を割り込むのは2001年6月以来、約10年半ぶり。欧州債務問題への懸念が根強いことに加え、円が対ドルで上昇したことも円高・ユーロ安につながった。

 市場では年末休暇に入った投資家が多く、薄商いのなかで為替相場が円高・ユーロ安に振れた。30日の取引時間中にはスペインの財政再建が計画通りに進んでいないことが伝わった。欧州中央銀行(ECB)の財務諸表(バランスシート)の拡大が明らかになったこともきっかけにユーロ売りの流れが続いている。

 イタリアが来年前半に大量の国債償還を迎えるなど、市場参加者の間ではユーロ圏の財政危機への不安が根強い。市場では「ユーロを買う理由が見あたらない」(銀行ディーラー)との声も聞かれた。

 円が対ドルで強含んだこともユーロの100円割れにつながった。30日発表の12月の介入実績(11月29日~12月28日)がゼロだったため、投機筋などが円買い・ドル売りに動き、円は1カ月超ぶりの円高水準となる76円90銭台まで上昇した。

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