2019年8月18日(日)

公的年金、4~6月2.2兆円黒字 株式運用堅調

2013/8/30付
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公的年金の運用が好調に推移している。積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は30日、2013年4~6月期の運用実績が2兆2100億円の黒字になったと発表した。黒字は4四半期連続。国内外の株式の上昇で、評価益が膨らんだ。一方、国内債券は比較可能な08年度以降で赤字幅が過去最大だった。

GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を運用し、国内外の債券や株式に分散投資している。4~6月期の運用利回りはプラス1.85%。6月末の運用資産額は3月末に比べて5463億円増の121兆116億円となり、10年3月末の122兆8425億円以来、3年3カ月ぶりの高水準となった。

4~6月期の運用資産別の収益率(市場運用分)は国内株式が9.7%、外国株式が6.14%、外国債券が4.01%だった。株価の上昇に加え、円安の影響で外国資産の評価益が膨らんだ。国内債券は1.48%のマイナスだった。長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは期初(0.56%)から期末(0.85%)にかけて大幅に上昇(価格は下落)した。

年金運用は安倍晋三政権の経済政策(アベノミクス)を追い風に昨年11月末から好調が続く。今年1~3月期は7兆6273億円の黒字で、12年度通期では11兆円を超える過去最大の運用益を出していた。

GPIFは6月7日に運用の目安とする資産構成割合を変更した。国内債券の比率を引き下げ、国内株式を引き上げた。株式で運用益を稼ぐ構図になってきたことで、政府・与党には株式の買い増しを求める声がある。政府は公的年金等の運用のあり方を見直す有識者会議を開いており、今秋に提言をまとめる。

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