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損保ジャパン次期社長「サービス産業への脱皮目指す」

NKSJホールディングス傘下、損害保険ジャパンの桜田謙悟次期社長(54)は7月1日の就任を前に日本経済新聞のインタビューに応じた。桜田氏は「保険業からサービス産業への脱皮を目指す」と述べ、国内市場で関連事業の拡大を目指す考えを示した。競合他社と比べて出遅れも指摘される海外展開では、今後3年間でグループで2千億円を投じてM&A(合併・買収)に力を入れると語った。

桜田氏は「保険販売のためのサービスではなく、対価を得ながら様々なサービスを提供できるようにしたい」と強調。本業以外の企業向けコンサルティング事業や企業年金の受託など、関連事業を強化していく方針を明らかにした。

一方で「損保ジャパンの収益の柱は8兆円の巨大市場がある国内損保事業だ」とも指摘。少子高齢化などで大幅な成長は見込めないものの、低コスト運営を徹底し、損保業界の「3メガ体制」の中でシェア拡大を目指していくという。

海外ではアジアなど新興国を中心にM&Aを加速する考え。「買収先企業の経営管理が適切にできるような人材育成が急務だ」とも述べ、資金だけでなく人材の育成が不可欠との見方を示した。

4月に発足した日本興亜損害保険との共同持ち株会社体制については「それぞれで顧客基盤を保てる利点があり、現在の厳しい経済環境ではベスト」と述べた。ただ「経済環境がさらに厳しさを増して、事業会社は2社もいらないと顧客が評価すれば、体制も見直さなければならない」と、将来の事業会社の統合に含みを持たせた。

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