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第一生命の株主総会、株価低迷に不満 「東電リスク」質問集中

第一生命保険は27日、上場してから2度目となる株主総会を千葉市の幕張メッセで開催した。出席者から「株価低迷で怒りに満ちている」との声が出ると、会場からは拍手が巻き起こる場面も。東日本大震災に加え、同社が大株主を務める東京電力のリスクが顕在化するなか、上場1年の通信簿は厳しいものとなった。

2010年4月につけた第一生命の初値は売り出し価格の14万円を2万円上回る16万円。その後はずるずる下がり一時は10万円を割り込んだ。27日終値は11万900円。株主総会で質問した女性は「成長戦略に期待して16万3000円の時に買い増した。いまは含み損。経営陣の報酬はゼロにすべきだ」と訴えた。

第一生命は福島第1原発事故問題を抱える東電の普通株5500万株を保有する。11年3月期の連結決算で約1000億円の評価損を計上したが、賠償スキームが不透明なことから株主の不安は東電への支援姿勢に集中。麻崎秀人副社長は東電の株式保有について「投資行動が市場、賠償スキームに影響をあたえかねないので、これも考慮にいれて対応する」と慎重な言い回しに終始した。

第一生命が相互会社から上場株式会社に転換したのは、海外や国内でのM&A(合併・買収)を柔軟にするため。ただ、オーストラリア生保タワーの完全子会社に続く次の一手は出てきていない。1年目に3000人以上を集めた株主総会の出席者は約半分に減り、会場には空席が目立った。

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