4~9月の生保決算、5社が減益

2011/11/24付
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大手生保13グループの2011年4~9月期決算で、本業のもうけを示す基礎利益は5社が減益となった。三井生命は中間期として2年連続の赤字。銀行窓販が好調な生保ほど保険料収入の増収率が高かった。

収益をけん引したのは「保障」と「貯蓄」の中間的な性格を持つ一時払い終身保険。明治安田生命保険の保険料収入は前年同期比37.4%増の2兆4770億円と上半期として過去最高を更新。日本生命の銀行窓販増収率は62.7%に達した。

一時払い終身保険の人気の背景にあるのは株安・低金利が招いた運用難。株式投資信託はもちろん、円高と欧州債券の価格下落(金利は上昇)で外国債券投信にも投資しにくい。一時払い終身保険は10年後などに解約すれば銀行定期預金より高い利回りが見込めるとされ、メガバンクや地方銀行が販売を増やしている。

一方、長期金利が低下するなか、顧客に保証した予定利率を達成できない運用リスクの回避に動く生保も出てきた。住友生命保険の4~9月期の保険料収入が36.4%減ったのは、10年度上期に爆発的に売れた一時払い終身保険「Jロード」を販売停止したためだ。

第一生命は金利リスクを懸念して定額型の一時払い終身保険を銀行窓口では販売しない方針。明治安田生命は12月から一時払い終身保険「Everybody(エブリバディ)」の予定利率を年1.5%から1.1%に引き下げ、過度の資金流入を回避する。

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