店頭FX取引、8月3割減 レバレッジ規制背景に

2010/9/22付
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外国為替証拠金(FX)取引の売買額が減少している。金融庁が8月から始めた証拠金倍率(元手の何倍の取引をできるかの数値)規制が背景にある。主流の店頭タイプの取引額は、金融先物取引業協会の集計ベースで前月比32.6%の減少。取引所タイプの代表格「くりっく365」の取引数量も12.4%減った。8月に進んだ円高の一因になったとの見方もある。

FX取引は、少ない元手で多額の外貨を売買できる。個人投資家の間で人気を集めてきた。投機性の高さに批判も集まり、金融庁は8月から証拠金倍率に50倍の上限を導入。取引の縮小を招いた。8月の店頭タイプの取引額は109兆6155億円。「くりっく365」は772万枚(1枚は1万通貨単位)だった。

「くりっく365」は規制前にすでに100倍までの取引しかできなかったため、店頭タイプより減少率が小さくなったとみられる。「店頭タイプの方が主流で、FX全体としても3割程度減ったのではないか」(業界関係者)との声が聞かれる。

FXの投資家には、円高・ドル安が進むと円売り・ドル買いをする「逆張り」の傾向が強いとされる。規制による取引減少が円高の一因になったとの見方があるのは、このためだ。

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