2019年3月26日(火)

貿易収支は9534億円の赤字 11月、12年の年間赤字は最大に

2012/12/19付
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財務省が19日発表した11月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支が9534億円の赤字となった。赤字は5カ月連続で、11月として過去最大となる。日本車の買い控えが続く中国向けで赤字が拡大した。1~11月累計の赤字額は6兆2808億円で、2012年は年間ベースで過去最大の赤字になることがほぼ確実になった。

赤字額は市場予想(約9800億円)をやや下回ったが、単月では過去3番目の大きさ。対中輸出が落ちこんだ今年1月(1兆4814億円)や、リーマン・ショック後の09年1月(9679億円)に次ぐ規模だ。年間での赤字は1980年の2兆6128億円がこれまでの最大だった。

輸出は前年同月比4.1%減の4兆9839億円で、6カ月連続の減少。船舶が落ちこんだほか、自動車(5.2%減)や建設用・鉱山用機械(29.1%減)が中国向けを中心に減った。輸入は0.8%増の5兆9373億円で、2カ月ぶりに増えた。中国や韓国からスマートフォン(スマホ)を含む通信機が72.0%増えた。

地域別の収支をみると、対中赤字は5474億円で、赤字額は68.6%増えて11月として最大となった。輸出は14.5%減の8586億円で6カ月連続の減少。自動車(68.6%減)や自動車部品(43.5%減)を中心に落ち込んだ。財務省は「反日感情の高まりで日本車の買い控えが続いているが、自動車の落ち込みは前月から和らいだ」と分析している。

米国向けは輸出が5.3%増の9337億円と13カ月連続で前年同月を上回り、11月としては4年ぶりに中国への輸出額を上回った。自動車や自動車部品が伸びている。対米黒字は4538億円で前月から拡大した。景気低迷が続く欧州連合(EU)向けは輸出が14カ月連続で減り、対EUの貿易赤字は1264億円と過去最大を更新した。

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