2019年8月26日(月)

企業物価、4月は0.2%低下

2010/5/17付
保存
共有
印刷
その他

日銀が17日発表した4月の国内企業物価指数(2005年=100、速報値)は103.0となり、前年同月に比べ0.2%低下した。低下率は8カ月連続で縮小し、前年比でゼロ水準に近づいた。電力・ガスの料金下落などで物価下落は続いているが、石油や非鉄の製品価格が上昇しており、全体の企業物価の水準を押し上げている。

国内企業物価指数は、企業同士が出荷や卸売りの段階でやりとりするモノの価格水準を示す。調査対象の855品目のうち、前年同月より低下したのは468品目。上昇は213品目だった。

品目別で下げが目立ったのは、電力・都市ガス・水道で12.0%低下。料金の激変緩和措置が3月で終了した電力・ガス料金の下落が響いた。一方、石油・石炭製品は28.3%、非鉄金属は24.3%、それぞれ上昇した。原油や銅など非鉄の商品市況は、新興国の経済成長を背景に上昇基調をたどり、関連製品の値上がりにつながった。

今後は国内企業物価指数が前年同月比で上昇に転じるかが注目される。上昇に転じれば2008年12月(0.9%上昇)以来となる。

国内製品には商品市況の回復が十分に転嫁されていないものがある一方、5月以降は欧州の財政不安の広がりで商品市況が総じて低下に転じている。日銀は「企業物価に対する強弱の材料が交じっている状態であり、今後の動向を注視していきたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。