東証2部が23日連続で上昇 22年半ぶり、海外勢も買い

2012/2/16付
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東京証券取引所第2部の株価指数が16日、23日連続で上昇し、バブル期の1989年夏に記録した連続高に22年半ぶりに並んだ。株式相場全体が持ち直した年初以降、個人投資家が中小型で株価に出遅れ感がある銘柄を売買する動きを強めている。最近は海外投資家からの資金流入も増え、相場の底上げムードが広がっている。

東証2部は第1部に比べ株主数や株式数といった上場基準が緩い。流動性が乏しく、通常は機関投資家の市場参加が限られる。株価は割安になりがちだ。例えば市場平均のPBR(株価純資産倍率)は約0.7倍と東証1部の約1倍より低く、予想配当利回りは約2.2%で東証1部を0.1ポイント上回る。

ここにきて、東証2部の割安感に注目する動きが出始めた。世界的な金融緩和を背景とした海外マネーも、日ごろはほとんど見向きもしない東証2部に流れ込んでいる。海外勢の2月6~10日の買越額は約10億円と東日本大震災直後の昨年3月第3週(約27億円)以来の高水準だった。

主に物色されているのは自動車部品や内需など好業績銘柄。連続高の期間中に最も時価総額が増えた日本精機は、自動車用計器大手で、二輪車向けでも世界的に高いシェアを持つ。市場では「金融緩和を背景にした外国人の投資資金が日本株に流入し始めたばかりで、上昇はまだ続くのではないか」(立花証券の平野憲一執行役員)との見方が出ている。

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